指名:高橋怜奈/産婦人科医YouTuber 先生

残り少ない保険適用の不妊治療で、着床の窓のズレを考慮すべきかどうか

30代女性

初めまして。
いつも先生のtweetを参考にさせて頂いております。

第一子を体外受精で授かり、只今二人目の不妊治療中です。
二人目の治療の移植2回目で陽性となりましたが、hcgが低く胎嚢確認後流産となってしまいました。
その後体外受精に挑戦するも妊娠せず、検査をして着床の窓がズレていることが分かりました。
しかし、ズレを調整して移植するも、全くかすりもしませんでした…。
保険適用の治療が残りわずかで、もう後がありません。
第一子を出産したこと、流産はしてしまいましたが一応妊娠は出来たことを踏まえて、次の移植は着床の窓のズレを考慮せずに元のタイミングに戻した方が良いのでしょうか?それとも、ズレを考慮して調整してから移植した方がいいのでしょうか。

長年治療してきましたが、もうどうしたらいいのか分からないです。
アドバイス頂けると幸いです。

回答済み

産婦人科

ご質問ありがとうございます。


お一人目のお子様を体外受精でご懐妊され、現在お二人目の不妊治療中で、着床の窓のずれを考慮して移植するべきかというご相談ですね。

(既に検査はされて、1回目の移植では考慮されての移植だったとの事)


私は不妊治療に関しては一般産婦人科医の知識しかないため、専門的なご回答ができないことをご了承ください。


詳しく知りたい場合には小川先生にお聞きになることをお勧めします。(同じ内容で小川先生に指名相談されてもいいと思います)


着床の窓のずれをみる検査はERA検査(子宮内膜着床能検査)で、検査をして実際に着床の窓がずれている割合は約60%程度です。

ずれている場合はいつもより遅く移植をする場合が多いです。


ただ、ERA検査をしてもしなくても、妊娠率や流産率、生産率が変わらないという論文もあるため、費用対効果の事を考えてERA検査自体をしない方針の医療機関もあります。


あとは移植を何度しても成功しない場合はPGT-Aをやるかどうかも選択肢かとは思います。

ERAはせっかく検査をされていますし、ずれを考慮して移植をするのもいいのではないかと思いますが、今までの検査データや背景などをみて総合的に決めることになるため、主治医とご相談されることをお勧めします。


繰り返しになりますが、小川先生が専門家などで聞いてみることをおすすめします。


以上、少しでもご参考になれば幸いです。

また何かありましたらいつでもご相談くださいね。

そして妊活がうまくいって、元気なお子様にお会いできることを心よりお祈りしております。

ご回答ありがとうございました!
小川先生にもご意見伺ってみようと思います。

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2023年08月30日 16時05分


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