ジエノゲスト服用の母親説得について

20代女性

生理痛がひどく産婦人科を受診して、月経困難症ということで、ジエノゲスト0.5mgを処方してもらいました。
家に帰ると母に、生理を止めるなんて体に害があるんじゃないのか?ネットで検索すると更年期のような症状が出ることがあることなど、副作用が色々と(薬には副作用があるのは仕方ないと思いますが…)と書いてある、と服用に反対されてしまいました。私としても母の言うことも直感的にわからなくもないですし、説明できるほど薬のことを理解してるわけでもなくて…
母にどのように説明したら良いでしょうか?

回答済み

産婦人科

ご質問及び詳細な状況をお伝え頂き、ありがとうございます。


最も良いのはお母さんと共に産婦人科を受診して、月経困難症や子宮内膜症や低用量ピルやジエノゲストのお話を聞くことかと思います。

月経困難症に対して適切に低用量ピルやジエノゲストを使用しない事によって、子宮や卵巣に炎症や癒着が生じて将来的な不妊症の可能性が上昇する懸念がありますし、産婦人科医はそういった多数の患者さんを診てきています。

毎月毎月、排卵・生理を繰り返す事は健康なことではなく、むしろ子宮にも卵巣にも負担をかけていますし、それでは将来的な子宮体がんや卵巣がんの発症率も上昇してしまいます。

特に月経困難症がある方は、妊娠したくなる時期まで低用量ピルやジエノゲストを使用する事によって、それまで子宮や卵巣を適切に休める事ができます。


また、健康に関してお母さんと相談するのも良いかと思いますが、お母さんの医療知識が誤っている可能性も念頭において下さい。

お母さんの健康や子宮・卵巣と、ご自身の健康や子宮・卵巣は全く別物であると考えて下さい。

医師と相談した上で、最終的にご自身の健康を第一に考えて、ご自身で納得した上で薬の使用を決めるのが最も良いかと思います。


上記の回答で少しでもお力になれれば幸いです。

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2023年09月04日 16時45分


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産婦人科医として10年間以上の勤務歴があります。
これまでの勤務先では生理・避妊などの女性特有のお悩みや性感染症などのご相談や治療を行ってきましたが、特に子宮頸がん治療にも専従していました。
現在は子宮頸がん検診やオンラインでの低用量ピルなどの処方、HPVワクチンの説明を行っています。
「自分が女性だったらどんな医療相談が望ましいか」
を常に意識していますので、ご遠慮なくご相談ください。

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