虫歯と料理の糖分について
10歳未満女性
1才1ヶ月の子供に砂糖入りお菓子を食べさせる事が殆どなく、砂糖入り飲料なら一度も有りません。歯磨き中に凄く暴れる為、朝食後と就寝前だけです。毎日では有りませんが、料理によって味付け目的に少量の砂糖かオリゴ糖を使用した場合も虫歯になりやすいですか?これらの糖分を全て控えた方がよろしいでしょうか?
回答済み
ご質問ありがとうございます!1才1ヶ月のお子さん、むし歯予防のためにお料理に使用する糖も控えた方が良いのか?というご質問ですね。
お子さんの年齢的にも歯磨きを嫌がってしまう中でも1日2回歯磨きをしてあげて、食習慣も気を遣っており素晴らしいと思います!
結論から申し上げますと、食事を作る際に使用する糖については控える必要はないと考えます。
むし歯のリスクの高い遊離糖の定義に当てはめると、お料理に添加する砂糖は遊離糖類に含まれます。ではこれもすべて控えるとなると食べれるものがかなり限られてしまいますよね。
分類としては遊離糖になってしまいますが、量について考えてみましょう。WHOは遊離糖をエネルギー総摂取量の10%未満に減らす、さらに5%まで減らすことで健康効果の増大につながると提言しています1)
この5%は成人だと1日25g=ティースプーン6杯分となります。ざっくりとした計算ですが、質問者さんのお子さんに合わせますとティースプーン2杯ほどになると考えられます。
(1才のお子さんのエネルギー量は成人のエネルギー量の約1/3ほどと仮定しました)
この数字だけ見ると少ないっ!と思うかもしれませんが、お料理に使う砂糖、それがお子さんの体に入る量と考えると、摂取するのはかなり少なくなりますよね。
またお食事の場合はかむことで唾液の分泌も促されるので、それによりむし歯のリスクも軽減されると考えられます。
なのでお食事の際の料理に使う砂糖については控える必要はないでしょう。
参考になりましたでしょうか?お子さんのお口の健康が保たれますよう遠くから応援しております!
1)WHO.Sugars intake for adults and children.
https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04220570294
(2023.09.07アクセス)
2) https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042642.pdf
(2023.09.07アクセス)
とても参考になり、寧ろ安心しました!ありがとうございます!
2023年09月07日 21時45分