10歳未満男性

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生後2週間より乳児湿疹が出始め、生後5ヶ月になろうとしている今も治癒しません。
初めはステロイド剤が処方され、一時的に改善しましたがすぐに顔中に白ニキビ様の乳児湿疹ができました。皮膚科にかかりステロイドは中止し何も薬を使わずに様子をみることになりました。徐々にニキビの様な湿疹は減ってきましたが、まだ繰り返しています。今はアクロマイシンをヘパリン類似クリームで保湿の後にぬっていますがなかなか治癒しない状況です。湿疹が治った場所もクレーターのように跡になっていたり、きれいなツルツル肌からは程遠い状態でとても悲しいです。今後離乳食も始まる時期であり、アレルギー等も心配なためご助言いただけますと幸いです。

回答済み

小児科,皮膚科

こんばんは。ご相談いただき、ありがとうございます。

回答が遅くなってしまい、申し訳ありません。

「生後5か月になる男の子が、生後2週間頃から顔に湿疹ができ始め、一時的には良くなったものの、にきびのような湿疹ができるようになった。皮膚科で保湿剤と外用抗菌薬などを処方されているが、なかなか良くならず、治ったところもクレーター様になってしまっている。離乳食が始まる時期にもかかり、アレルギーも心配だが、どうしたらよいか。」というご相談ですね。


お子さんのお肌の調子が安定しないと、外見上も気になると思いますし、お子さんも辛そうに感じてご心配ですよね。しっかり外用をしていても良くならないということでご不安なお気持ちもよくわかります。


まず、皮膚の状態については、顔のお写真だけでなく、全身の様子であったり、乾燥やかき傷の具合などを総合的に見て対応を検討するので、正直なところこの場ではなかなかアドバイスは難しいように思われました。


印象としては、アトピー性皮膚炎などに準じた乳児湿疹というよりも新生児・乳児ざ瘡(にきび)といわれるような、赤ちゃんにできるにきびが主なのかなというようには感じます。

新生児期から始まるにきびの場合は、男性ホルモンの影響が大きいものと考えられていますが、自然経過で良くなることが多く、生後5-6か月ころから減ってくるということはよくあります(ときに長引いてしまうこともありますが)。

現時点では、引き続き通院されている皮膚科さんで相談していただき、様子をみていただくという形でも良いようには思われます。


もし今の時点で泡洗顔などを行っていない場合には、やさしく十分に洗浄していただくというのも大切な場合があります。


ただ、現在の皮膚の状態として、全体的に乾燥していたり、かゆみがあって掻き傷が多い場合や手首・足首などにも湿疹が出ている状況ですと、アトピー性皮膚炎に準じた乳児湿疹という可能性もあります。

その場合には、治療の主は抗菌薬ではなく、ステロイド外用薬となるため、治療方針は少し変わってくることもありえます。

治療への反応性をみつつ、気になる肌の様子がある場合には、再度皮膚科さんで確認してみていただくことをおすすめします。


なお、食物アレルギーとの関係性についてですが、にきびであれば、それそのものが高いリスクがあるというものではありません。

他の肌の様子がはっきりしないため、お答えに難しい部分もありますが、現在の状況ですと、引き続き皮膚科さんで肌のコントロールの相談をしながら、一般的な離乳食ガイドに準じた離乳食を進めていただくという形で良いのかなと思いました。


もしかゆみが増えてくる場合や、食後に気になる症状が出てくる場合には、そのときに改めて皮膚科もしくは小児科でご相談いただくことをおすすめします。

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2023年11月02日 23時48分


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小児科専門医です。専門はアレルギーですが、小児に関することは幅広く診療しています。何かしらお力になれれば幸いです。

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