指名:dr-susie🍺🐶酒呑消化器内科 先生

ALTの変動について

40代女性

カメラ

※添付画像は投稿者ご本人と医師のみ参照可能です

先日、下記の質問をした者です。その際はご丁寧なご回答ありがとうございました。

https://twicure.com/questions/3303/answers/2860

それから、ジルチアゼムを中止して1週間後に消化器内科で採血をしました。その際にASTもALTも下がっていたのですが、貧血があるので胃カメラと便潜血の検査を勧められました。また、前日に胃痛があり気分が悪かったのですがCRPが高く、何らかのウイルス感染ではないかとのことでした。

その後、胃カメラと便潜血、婦人科エコーは問題がなく、食生活で鉄分を意識してということになりました。肝臓も薬が原因でもう落ち着いたのかと思ったのですが、その2週間後くらいにクロチアゼパムもやめた状態で採血したところまたALTが67、ASTが38になっていました。

これまで年に1〜2回しか検査していなかったのですが、肝臓の値はこのくらい上下するものなのでしょうか?

短期間での数値の上下の原因にストレスや食生活もあるのでしょうか?普段はあまり肉を食べず、お酒も飲みません。

特に体重の増減はなく、肝臓の他の値は添付のように問題がなさそうです。このまま、時々採血しつつ年に2回腹部エコーを続けながら医師の指示に従っていれば大きな問題にはならないのでしょうか?

ご意見や注意すべき症状などありましたら教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

回答済み

消化器内科

 遅くなってしまい申し訳ありません。

 ご質問ありがとうございます!

 回答させて頂きますね。


 肝障害は内服中止後1週間での採血で一旦改善するも、その後の再検査にてAST/ALT:38/67まで上昇、その間体重増減無く、アルコール無くあらたな内服薬なども無かったとのことですね。


 まず肝障害についてですが、ALT67は正常ではここまで上がることはほぼ無いと思われます。なので一般的には肝障害を起こす原因が新たに起こっているもしくは1度目の原因が再燃している可能性を考える事になります。

・再燃している可能性で考えると、実際は他の内服薬が肝障害の原因で飲んだり飲まなかったりしていたため肝障害の値が変化している、B.C型肝炎ウイルス等の慢性的な感染症による炎症が体調により変化している、自己免疫性肝炎などの免疫の病気が体調で変化している、あとは稀ですが肝腫瘍による肝障害が変化している(一旦正常値まで改善することはあまりないです)

・新たに起こった可能性で考えると、CRP高かったとの事ですのでこのタイミングで肝炎を起こすウイルス(上記に加えEBウイルスなど)に罹患した、

 等を僕なら取り敢えず考えると思います。

 あくまで話を聞いただけなので最終的には主治医と相談が必要ですが、肝障害の経過は大事なので短期間での採血フォローなど検討する事はあります。肝臓の画像検査は行っていなければ検討する事も多いです。上記に上げた以外にも遺伝など細かく言えば他の原因も上げられますので、個人的には肝臓専門の先生に相談されても良いと思われます。

 参考になれば幸いです。

 何事も無く早く落ち着く事を祈っております。

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2024年04月15日 12時07分


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はじめまして。
大学での勤務を経て現在開業医として働いているsusieと申します。
・消化器病専門医
・消化器内視鏡専門医
としての視点と
開業医で培っている一般内科医としての視点でご質問にお答えしていきたいです。
よろしくお願いします。

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