生理痛対策としての五苓散とディナゲストについて
40代女性
いつも参考になる情報発信ありがとうございます。
現在44歳です。
過去に不妊治療(ホルモン補充での採卵、移植)をし38歳で出産しました。
産後の生理が2年再開せず婦人科を受診したところ、ホルモンの分泌がほぼなかったため、カウフマン療法をすることになりました。
その途中、胸痛がありdダイマーも高値であったことからエストロゲンによる血栓ではないかとのことでエストロゲンが中止になり、その後はプロゲステロンのみでカウフマンを実施となりました。
3ヶ月続けることで、周期は長めながらも定期的に生理が来るようになりました。現在はエクエルのみ服用しており、生理周期は30日前後です。
ここからが相談なのですが、一番最近の生理の際に頭痛と吐き気が酷く、2日間ほぼ寝て過ごすような状態で、ここまで酷いのは初めてだったので婦人科を受診したところ、五苓散かディナゲストの服用を提案されました。
不妊治療の際にホルモン補充後に自力で生理が来なくなったことやエストロゲンでの胸痛などで、ホルモン製剤の使用にやや不安があるのですが、五苓散とディナゲストのメリットとデメリットを教えていただけないでしょうか?
今後挙児は希望しておりません。
よろしくお願いいたします。
回答済み
承知しました。
詳細な状況をお伝え頂き、ありがとうございます。
結論から言えば、ディナゲストを試してみるのが良いかと思います。
ディナゲストのメリットとしてはエストロゲンが含まれていないので血栓症のリスクを上昇させる懸念はなく、生理に伴う頭痛や吐き気といった症状への効果が見込めます。
一方で、不正出血がやや生じやすいのがディナゲストのデメリットです。他にもかえって頭痛や吐き気が出てしまう方もいます。
五苓散を含めた漢方薬での対処は効果が乏しい事も多いので、個人的にはまずはディナゲストを使用してみて、合わない方には五苓散などをお勧めしています。
上記の回答で、少しでもお力になれれば幸いです。
2024年10月04日 11時06分
参考になりましたか?
ハートを贈りたぬきち先生を
サポートしよう!
これまでの勤務先では生理・避妊などの女性特有のお悩みや性感染症などのご相談や治療を行ってきましたが、特に子宮頸がん治療にも専従していました。
現在は子宮頸がん検診やオンラインでの低用量ピルなどの処方、HPVワクチンの説明を行っています。
「自分が女性だったらどんな医療相談が望ましいか」
を常に意識していますので、ご遠慮なくご相談ください。