授乳時に鼻が塞がれてしまっていたが、脳への影響はあるか

10歳未満男性

0歳3ヶ月の男児について質問です。
授乳していた時、鼻が胸で完全に塞がれてしまっていたようで、途中から赤ちゃんが泣きながらうめいたり、バタバタ手足を動かしたりして、嫌がる様子を見せていました。それがまさか鼻が胸で塞がっているからだと認識できておらず、数分にわたってその状態を続けてしまっていました。
低酸素の状態がしばらく続いたことにより、脳への影響はありますでしょうか。
尚、その後恐らく1〜2時間ほどは赤ちゃんの顔が赤くなっておりました。ですが機嫌も良く、いつもと特に変わりがなかった為、通院せずなのですが、今になってとても心配しております。
どうぞ宜しくお願い致します。

回答済み

小児科

こんばんは。ご相談いただき、ありがとうございます。

やや回答が遅くなり、申し訳ありません。


「3か月のお子さんが授乳中に鼻が塞がったような状況になってしまい、低酸素状態になってしまった可能性がある。それによる脳への影響などは考えられるか。」

というご相談ですね。


お子さんの授乳中・授乳後の様子が普段と異なっていると不安ですよね。特に呼吸に影響が出ていたのではないかと感じられるほどだったようですと、気になるお気持ちもよくわかります。


今回の状況ですが、一時的に鼻が塞がってしまっていた可能性はあるというものの、泣きながらうめいていたり、バタバタしていたり、顔色が赤くなってしまったりということですので、実際には完全に鼻が塞がってしまっていたという可能性は低いように思われました。

確かに乳児期は基本的に鼻呼吸のため、鼻が塞がってしまうと呼吸はかなり苦しくなってしまうことがあります。特に肌に密着していた場合には呼吸がしづらくなってしまっていた可能性は0とは言えません。

ただ、一般的に赤ちゃんの気道(呼吸の通り道)が塞がって呼吸ができなくなると、10秒くらいで顔色は悪くなり、15秒くらい続くとすでにぐったりしたような状況になることがほとんどです。特に3か月くらいの乳児は呼吸ができなくなるとすぐに動けなくなってしまうため、しばらくの間バタバタしていたということはある意味で一応呼吸はできていたということではないかと思います。


気がつかれてから1〜2時間ほど顔が赤くなっていたということですので、何らかの要因で力が入っていた、顔に圧がかかっていたという可能性はあります。しかし、自然に良くなっているようですので、現在の顔色や機嫌、飲み具合などに問題がないようでしたら、あまり気になされる必要はないという印象です。


現時点では今回のエピソードによる脳への影響についてはあまり考える必要はないのかなと思いますが、哺乳中のお子さんの呼吸の具合や顔色などは適宜ご確認いただくと、より安心につながるかと思います。


なお、成長の過程でお子さんの発達面に何か気になることが出てくることはどのお子さんにもあり得ることではあります。悩ましいことがあればかかりつけの先生にご相談いただければと思いますが、そういった状況が起こったとしても今回のことが影響していたと考える必要はないように思われるとご理解いただければと思います。


回答としては上記となります。

ご参考になりましたら幸いです。

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2024年10月19日 22時38分


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