指名:ばりすた☕️脳神経内科医 先生

胸下の痛みと全身のピクつき

40代男性

40歳・男性です。
ここ2年半ほど、胸の下の横隔膜に沿って左右に痛みがあります。肉に骨が当たって食い込んでくるような痛みです。

また、身体中(特に背中や太ももなど)の筋肉の一部がピクピク(ドクドク?)と軽い痙攣を起こす症状があります。気づけば、24時間、ほぼ常にこの症状が出ています。

この2つの症状が関連しているのかは分かりませんが、発症の経緯として、2020年3月に発熱、その後しばらく鼻詰まりなどの症状が続き、体調が回復してきた3月下旬に脇腹に痛みが出始め、その後左右に広がりました。そして、その1ヶ月後くらいから、全身のピクつきが始まりました。

当初はさまざまな病院で診察を受けましたが、レントゲンを撮って「異常なし」で終わってしまうため、今では病院に行く気力もなく、また痛みが当初よりは引いていることもあり、なんとか日常生活を送れています。

今後、どのようにこれらの症状と向き合っていけばよいか(受診するとしたら、どのような病院のどの科がよいのか)ご意見をいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

回答済み

総合診療科

ご質問ありがとうございます。 なかなか原因が分からない症状でお困りのことと思います。 個別の経過に応じた回答ができかねるため、一般論としてのお返事になることをご了承ください。 筋肉が勝手にぴくぴくする、という症状ですが、とても大きなくくりで言うと不随意運動と総称します。意図しない筋肉の動きが起こるという意味です。 この不随意運動にも、動き方の特徴でいくつもの種類に分かれています。ビクビクと目に見えて動くタイプもあれば、なかには、ぐーっと持続的に筋収縮が起きてしまい、それを痛みとして感じることもあり得ます。基本的に違うタイプの不随意運動が何個も同時に生じることはありませんが、時には複数が同時に生じることもあります。 ビクビクするタイプはミオクローヌスと言われる種類が、持続的な筋収縮はジストニアという種類が有名ですが、他のものと見分けが難しいこともあります(これらの名前は病名ではなく症状の名前です)。 いずれにしても、症状が出ているときに直接見ることが大事で、こうした不随意運動を診るのは脳神経内科という科になります。見た目でははっきりしない場合、針筋電図や表面筋電図という検査を行って確かめることもあります。 腹部の痛み、という場合には皮膚・筋肉・骨・内臓などと原因が多岐にわたるため、これらを1つ1つ確認する作業が必要かと思います。 原因がはっきりしない場合の受診の鉄則ですが、あちこちに初診でかかるよりは、元々行っていたところから紹介という形をとる方が良いです。その時の症状やその医師の判断、検査等の情報がある方が、次の医師はより的確な判断をしやすいからです。 なので一番多く受診・検査等をしたところにまずは再診し、現時点での症状を伝えて、不随意運動について気になるのであれば脳神経内科を紹介してもらい(検査結果等をもって)受診する、という流れが良いように思います。 納得のいく結果が得られますことをお祈り申し上げます。

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2022年08月17日 19時49分


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