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歯のすり減りを予防するには

30代女性

歯科検診で、歯が摩耗して象牙質が見えてしまっている・歯ぎしりや食いしばり、噛む力が強すぎるとなるよと言われました。 歯ぎしりはないことを家族に確認したのですが、食いしばりや噛む力の強弱は自覚しづらくてどう改善すればよいか分かりません。 これ以上すり減らないよう、何かできることはありますでしょうか。 お教えいただけましたら幸いです。 よろしくお願い致します。

回答済み

歯科

こんにちは。 ご質問ありがとうございます。 噛む力の強弱を修正するのはやや難しいと思いますので、食いしばりなどを修正するのが大事かなと思います。 また、夜間の食いしばりなども日中の行動を変えることで改善するという報告もありますから、まずは日中からやってみるといいかもしれません。 TCHコントロールやTCH是正指導に力を入れている歯科医院を受診すると話が早いかもしれません。 食いしばりなどの改善のために、私はよくリマインダー法を指導することが多いです。 流れとしては以下の通りです。 ①何かの合図になるものを決める(タイマー・付箋・何らかの目印) (出来れば1時間に2~3回確認できるものが良いですね。 付箋などを貼る場合は、職場・家庭でふとした時に見る物に出来れば10枚以上貼ってください。) ↓ ②合図があったら歯が接触しているかどうかをチェックする。 (離れていればすぐに今まで行っていた作業に戻っていただいて構いません。 もし接触していた場合は、頻度やその接触していた場面などを覚えておいてください。) ↓ ③接触していたら、深呼吸・軽く息を吐くなどして口の周りの筋肉をリラックスさせる(そうすれば勝手に歯は離れます)。 (体全体をリラックスしてくださいね。舌や頬にも力が入っているかもしれないので、そちらもしっかりと脱力しましょう。) ↓ ④それ以外の時には何も気にしないようにしておきます。 (気にしすぎるとそれ自体がストレスになって悪化することもありますので、ご注意ください。) ↓ ⑤上記①~④を最低2週間は継続するようにしましょう。 2週間で終わりというわけではありません。 これらの目標としては食いしばりなどを無くすことではなく、 「無意識的に歯が接触したら、無意識的に歯を離す癖」 を取得することとなります。 やや文章だけだと難しいと思いますから、やはり歯科医院にて実際に指導していただくのが1番かと思われます。

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2022年11月21日 21時07分


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こんにちは。
北関東で小ぢんまりとした歯科医院の院長をしています。
専門医も認定医も持っていないのでわかる範囲での回答とさせていただきます。
22時くらいには寝ますのでそれまでは回答できると思いますヽ(゚∀゚)ノ パッ☆

ご質問ありがとうございます。 みっきー。先生がすでに返答されてますので、 私は補足として、歯ぎしり・食いしばりの対策の全体像について話をさせて頂こうと思います。 毎回「歯ぎしり・食いしばり」と記載すると長くなるので、以後まとめて「歯ぎしり」とだけ記載します。 まず大事なポイントとして、おっしゃられるように、歯ぎしりは自覚しにくいので、私達歯科医師からみても、「”現在”、歯ぎしりをしているかどうか」を確認する事は簡単ではありません。 過去に歯ぎしりをしていたというのは、歯に痕跡が残ってたりするので分かりますが、今も継続しているのか、もうしてないのかはパッと見ただけでは分かりません。 今、歯ぎしりしているかどうかを確認する方法としては、 計測機器(筋電図など)をつけて寝てもらうという直接的な方法と、 マウスピースに傷がついてきたかどうかを見るという間接的な方法があります。 ご質問者さんのように、自覚がない場合だと、 「色んな方法を実践してみたところで改善しているのかどうなのか分からない」という事になって、モチベーションが続かない可能性があるので、そこがまず心配です。 日中しているのか、夜間しているのか、それとも両方なのかを調べる必要があります。 みっきー。先生の返答で登場したリマインダー法などをお試しになって、日中に歯と歯が接触してないかを、確認してみるのも簡単なセフルチェックになると思います。 マウスピースを夜間使ってみて、痕跡がなければ、日中も使ってみて痕跡の有無を調べるという方法も効果的です。(こちらは歯科医院でやって貰う必要があります) 日中か夜間かを調べた上で、歯ぎしりに対するアプローチを決めていきますが、アプローチは大きく3つあります。分け方は色々ありますが、”トリプルP”アプローチと唱えている先生がいて、面白いので、そのまとめ方を採用しました。(参考文献1) アプローチの方法は、ざっくりと画像にまとめてみました。 ①1つ目のPがプレート、マウスピースの事ですね。マウスピースが入っていれば、歯と歯が削れずに、マウスピースが削れてくれるという理屈で非常に分かりやすいと防御策だと思います。 ②2つ目のPがPep talkということですが、「叱咤激励」の事です。叱咤激励だとあんまり効果がなさそうなので、心理社会的アプローチとしました。この中に色んなものが含まれており、その代表格が ②-1認知行動療法です。リマインダー法という方法もここに含まれます。歯科医院さんに行けば、リマインダー法、以外の方法についても教えてくれます。 ②-2ストレスの軽減やライフスタイルの変更、カウンセリングなどは、歯ぎしりの原因として、そのようなストレスや習慣が関わっていると考えられるので、その原因を取り除こうとするアプローチで、一見地味に見えるかもしれませんが大事なアプローチとも言えます。 ②-3睡眠衛生、これは夜間の歯ぎしりに対して行うアプローチですが、就寝前のアルコール、カフェイン、タバコの回避などですが、詳しくは以前に睡眠についてのツイキュアの返信があるので、そちらを見て頂いたほうが良いかと思います。 https://twicure.com/questions/160 ②-4バイオフィードバック、こちらも夜間の歯ぎしりに対するものが主ですが、「こめかみに機械をペタっとつけて寝ると、その機械が歯ぎしりをモニターし、歯ぎしりがあると弱い電気刺激を与えてそれを軽減する」みたいな装置です。 ③最後はPills、薬物療法ですね。代表的なのがボツリヌス毒素(ボトックス)というものを筋肉に注射するという方法です。こちらは歯ぎしりをする筋肉の働きそのものを弱くするので、歯ぎしりによる影響が弱くなるという理屈です。 心理社会的アプローチのいくつかは、ご自身で実践できると思いますが、その他の方法は専門家との協力が必要となります。 歯ぎしりの改善状態の把握も含めて、歯科医院で相談されるのが一番だと思います。 もしかすると過去に歯ぎしりをしていたけど、今は歯ぎしりをしていないという可能性もありますが、質問者さんの歯のすり減りが軽減されることを祈ります。 参考文献1:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18557917/ 参考文献2:https://www.uptodate.com/contents/sleep-related-bruxism-tooth-grinding 参考文献3:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28550845/ 参考文献4:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK482466/

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2022年11月22日 18時18分


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はじめまして。
普段の診療は、むし歯治療、歯周病治療、審美修復、入れ歯、インプラント、矯正治療、ホワイトニングなどを扱っています。
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