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指名:こどアレ@小児科医|アレルギー専門医 先生

卵アレルギーの子の卵ボーロの食べさせ方について

10歳未満女性

1歳半の子どもがいます。 卵の消化管アレルギーがあり(採血では卵白クラス2)、医師の指導の元、1歳をすぎてから卵を少しずつ食べさせています。現在はかたゆで卵の卵白15gまですすめることができており、卵の加工品にも挑戦しているところです。 以前こどアレ先生のTwitterで、卵ボーロはアレルギーを起こしやすいという記事を拝見し、今まで卵ボーロは試さずにきました。 アレルギーのかかりつけ医でいただいた資料には、卵白1g摂取可能で卵ボーロ1袋(16g)程度まで食べられるとあり、1度試してみてもいいものか?と悩んでいます。 一概には言えないかもしれませんが、どれくらい卵を食べられるようになれば、卵ボーロに挑戦できるでしょうか。無理せず全卵一つクリアするまでやめておいた方が安全でしょうか。 先生の見解を教えていただきたいです。

回答済み

小児科

ご質問ありがとうございます。 ぜひ主治医の先生に聞かれると良いご質問ではありますが、一般論としてお答えします。 お子さんが「どれくらい卵ボーロを食べられるか」どうかですが、お子さんのアレルギーの原因が「卵黄」か「卵白」か、あるいはそもそも「どれくらい食べられるか」などで大きく異なりますので、まずはそこから考えていかないといけないかと思います。 お子さんは「卵の消化管アレルギー」とのことでしたので、通常は「卵黄」がアレルギーの原因になるかと思います。また、「卵白」に関しては、現在「固茹で卵白15g」まで食べられるようですが、そもそも「卵白アレルギー」があるかどうか自体が卵ボーロを食べられるかどうかに関係してくるかと思います。 卵ボーロの鶏卵の含有量自体は確かにかなり少ないのですが、卵ボーロは副材料として馬鈴薯でんぷんが使用されることが多く、その馬鈴薯でんぷんは「卵白」のタンパク質=「オボアルブミン」の凝固を妨げます。もともと「オボアルブミン」は加熱によりアレルゲン性がかなり低下するタンパク質ですが、馬鈴薯でんぷんの影響で、加熱したにも関わらず、「オボアルブミン」のアレルゲン性が低下しにくくなります。さらに、卵ボーロの作成過程で通常加熱時間がそう長くないようですので、やはりアレルゲン性が残りやすくなります。つまり、見かけの含有量よりも「卵白」のアレルゲン性が残りやすいということになります。 そうなると、卵ボーロの製品による差もありますが、主に「卵白のオボアルブミン」にて症状が出るタイプの方であれば、ご質問にあった「卵白1g摂取可能で卵ボーロ1袋程度まで食べられる」ということが出来ない可能性もあります。 ただ、お子さんの場合、アレルギーの原因はおそらく「卵黄」だと思われますので、「卵黄」がどれくらい食べられるかどうかがより重要かと思います。一般的には、卵ボーロ中の卵黄の含有量自体は少ないため、例えば「卵黄」を少し(1g以上など)食べられるようであれば卵ボーロもそれなりに食べられる可能性が高いかと思われます。また、もし食べることをお試しされる際は少しずつ食べられると症状が出たとしても強い症状を避けられる可能性が上がります。 これらを参考にして頂いて、最初にお書きした通り、主治医の先生とよくご相談ください。

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2022年11月22日 12時17分


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