相談詳細
コロナ罹患疑いのコロナワクチン接種期間について
10歳未満その他
回答済み
こんにちは。 ご相談いただき、ありがとうございます。 小児用コロナワクチン2回目接種前に、コロナに感染した可能性がある場合の対応についてのご相談ですね。ご家族も風邪症状があったとのことですが、大事には至らず、良かったですね。 このような場合の対応は悩ましいものだと思います。第8波でコロナに感染したお子さんも数多くいらっしゃるので、同じように悩まれている方は少なくありません。 まず、お子さんに高熱と嘔吐があり、翌日にご家族がコロナ陽性だったということですので、印象としてはお子さんも実はコロナだったという可能性が高いのではないかと思います。お子さん自身は陰性だったようですが、感染していても抗原検査が陰性で出てしまうこともときどきあります。 コロナに感染していた場合に次の接種をどうするかですが、厚生労働省のQ&Aで記載されているように、感染歴があっても症状が安定してからであれば、生後6か月以上の全ての方に接種が勧められています(https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0028.html)。 感染歴のある子どもに接種した場合、副反応が増えるかはあまり報告がないのが正直なところですが、もともと乳幼児のワクチンはmRNAの量が少ないことなどから副反応は成人と比べて軽いことが多いため、あまり問題にはなっていない印象があります。 感染から2回目のワクチン接種までの期間は、1回目から3週間以上の期間があいていて、本人が元気になっていれば基本的にはいつでも可能です。ただ、熱の経過やその後の体調などからその日に接種できるかは、接種医師が判断します。 現状では、医師によって「感染から●週間あけましょう」など判断が少し異なることも事実です。可能であれば、予め接種される医療機関にご相談いただくことをおすすめします。 一般的に1度感染してから1-3か月程度は再感染は少ないとされておりますので、少し期間をあけること自体は決して悪いわけではないかと思います。ただ、乳幼児向けワクチンの接種可能期間がどうなるかという問題や集団生活などの事情もあるかと思いますので、私としては期間をあけすぎないタイミングでお互いに納得できるときに接種していただくのが良いかと思います。 ちなみにですが、コロナではなかったと判断した場合は解熱してから1-2週間程度のタイミングで接種可能と判断する医師が多いのではないかなと思います。 上記となります。 ご参考になりましたら幸いです。
2023年01月26日 16時11分
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