相談詳細
指名:たぬきち 先生
HPVワクチンについて
40代女性
回答済み
ご質問ありがとうございます。 まずは国内でも国際的なガイドラインでも、45歳以下の方は医師と相談の上で必要性を感じた際には接種を行うことになっています。 これは、今後の性交渉のパートナー次第という意味です。 例えば、未婚で今後は新しいパートナーとの性交渉の可能性があるなら接種が推奨されますし、既婚で経産婦で新しいパートナーの見込みがないならば、お金がかかってしまう割には効果が乏しいのであまり広くは推奨されていません。 ただ個人レベルでは、発がんのハイリスクHPVに未感染の方だと、パートナーの不貞などにより新たなHPV感染が持ち込まれる危険性はあるので、自分は外来では "もし今後、子宮頸がんを含むHPV関連がんを発症した際に「せめてあの時に接種しておけば良かった」と後悔する可能性があって、かつ経済的に余力があるならば、接種した方が良いかとは思います" と、お伝えしています。 この回答で、少しでもお力になれれば幸いです。
2023年02月03日 23時21分
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これまでの勤務先では生理・避妊などの女性特有のお悩みや性感染症などのご相談や治療を行ってきましたが、特に子宮頸がん治療にも専従していました。
現在は子宮頸がん検診やオンラインでの低用量ピルなどの処方、HPVワクチンの説明を行っています。
「自分が女性だったらどんな医療相談が望ましいか」
を常に意識していますので、ご遠慮なくご相談ください。