発達遅滞児のトイレトレーニングについて
10歳未満女性
回答済み
Beckwith-Wiedermann症候群(以下, BWSとさせていただきます.)のお子さんの排便に伴うご相談ですね.
私自身, BWSのお子さんの定期的なフォローアップ外来を行なっているわけではないので, 見当違いの回答になってしまうかもしれませんが, それでも少しでも参考になることがあればと思い, 回答させていただきます.
BWSであれば, おそらく,
臍帯ヘルニア, 腹直筋離開があるのではないかと思います.
おそらく, 臍帯ヘルニアだけでも便秘になりやすいのだと思います. 体の細さ, 腸管の癒着などが関係していることが報告されています.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsps/37/3/37_KJ00003156013/_pdf/-char/ja
また排便が成功するには,
・便意を感じた時に,
・腹筋の力を使って(腹圧をあげて)
便を排泄する必要があります.
腹直筋離開があることによって, 腹筋に力を入れることが難しく,
便を押し出すことが難しいのかもしれません.
(排便の方が排尿よりも腹圧が必要です.)
解決策としては,
・便が固くならないように便を柔らかくする薬を飲んだり, 食物繊維を摂るようにする.
・腹筋を含めた筋力アップを行う.
のが良いかもしれません.
お子さんができる範囲でいいので, 全身の運動したり, 子ども用の腹筋を強化する運動をお試しいただければと思います.
遊びの一環として行なっていただきたいです.
(Youtube などで 幼児 腹筋 と検索するといくつか動画が出てくるので, お子さんができそうなものを試して貰えばと思います.)
もし参考にならなければ申し訳ありません.
何か一つでもヒントになることがあれば, 少しでもお手伝いできれば, そんな気持ちで回答させていただきました.
少しでもいい方向に進みますように💫
2023年03月30日 23時43分
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です.
【公認心理師】の資格も保有してます.
3次救急を行っている当直医としても働いています.
お産の立ち会いにおける新生児の蘇生, けいれん, 呼吸器感染症, 喘息, 胃腸炎の対応なども行っています.
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