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相談詳細

指名:こどアレ@小児科&アレルギー 先生

卵白の進め方について

10歳未満男性

Twitterやnoteでの情報発信ありがとうございます。
とても参考になる情報でありがたいです。

卵の食べ進め方について質問です。
少しずつ卵黄を増やして(最初は目測で耳かき1杯分ずつ増やし、今は電子スケールで重さを測って少しずつ増やしています)このまま問題なければ、小麦やお魚を試した後卵白を食べ始めようとしている7ヶ月になった男子です。

ネットで調べて卵黄が1個ほど食べられるようになったら、固茹での卵白を耳かき1杯分ずつ食べさせようと思っていました。
小児科で受けた7ヶ月検診で、栄養士さんと離乳食についてお話しする機会があり上記のことを伝えたところ、「卵黄の次は全卵、卵白だけを食べさせることはしない」とのことでした。

ネットで調べると、市町村のサイトなど確かそうな情報でも(卵黄に混ぜて)卵白耳かき1杯からと書いてあるものもありますが、全卵や生の状態で卵黄に分けたものの薄焼き卵を食べさせて、卵白の確認をするという方法もありました。
(私が栄養士さんに話した際に、卵黄に混ぜて卵白を食べさせるイメージでしたが、私の言い方が悪く栄養士さんが卵白を単体で食べさせるように受け取ったかもしれないと、後から気づきました)

おそらくどちらの方法も間違いではないと思うのですが、それぞれの方法の特徴、メリットデメリット、おすすめの方法があれば教えていただけますでしょうか。

なお、乾燥肌と言われ少し赤みがある部分があり痒がるためローションと軟膏を小児科で出してもらっていますが、医師からは特に離乳食について指導はありませんでした。

回答済み

小児科

ご指名でのご相談ありがとうございます。離乳食の卵白の進め方について、7ヶ月のお子さん、「卵黄少しずつ増やしている、卵黄が1個食べれるようになったら固茹で卵白を耳かき1杯分ずつ食べさせようと思っていた、先日小児科で受けた7ヶ月検診で栄養士さんに「卵黄の次は全卵、卵白だけを食べさせることはしない」と言われた、固茹で卵白と全卵といずれが良いか?」というご質問でした。

ご指摘のように、ネットでは「卵黄1個食べてから卵白に進む」「最初から全卵で良い」などの記載があったり、全卵も「生分け卵黄で良い」「炒り卵」「薄焼き卵」などと記載があり、迷われる方が多いかと思います。

全体的な離乳食の進め方の話、アレルギーに配慮した離乳食の進め方については、僕のnoteの記事、「食物アレルギーに配慮した離乳食の進め方のヒント」を参考して頂くと良いですが、「少しずつ進める」=「開始の量を少なくして増量幅を少なくして無理せず進める」と強いアレルギー症状を出すリスクが少なめで食べ進められます。開始の量も増量幅も少ないと、なかなか日常摂取量あるいは目標量に到達しませんので、「お子さんのアレルギー体質の強さ(アレルギーの家族の方が居るか)」「お子さんの皮ふの状態」「親御さんのご心配具合」などに合わせて、「耳かき1杯」「赤ちゃんスプーン半分」「小さじ1杯」だったりと増やし方をご検討頂くと良いかと思います。

本題に入りますが、「鶏卵」に関しては注意点が幾つかあり、通常のじんましんが出るなどのアレルギー(即時型)は「卵白」が原因ですが、「卵黄」が原因となる「食物たんぱく誘発胃腸症=消化管アレルギー」というものもあります。全卵で食べ始めると、鶏卵を食べて「嘔吐」があった際にいずれのアレルギーかわかりにくいということになります。さらに、「少しずつ」という中に、鶏卵に関しては、「加熱」という問題もあります。要は、加熱が甘いとアレルギーが出やすいリスクがあるため、最初はしっかり加熱したもので食べ進めたいということです。しっかり加熱出来る料理の代表が「茹で卵」となります。これらについては、僕のnoteの記事、「鶏卵アレルギー:鶏卵に関するお役立ち知識&誤解されていそうなこと」が参考になるかと思います。

卵白の食べ始め自体を遅らさないために、あえて「全卵から食べ始める」ことを勧める先生もいらっしゃいますが、より鶏卵を慎重に食べ進めるとすれば、「卵黄と卵白は別として食べ始める方が良い」「加熱がしっかりされる茹で卵の方が良い」ということになります。もちろん、全卵でも加熱がしっかり出来れば症状が出るリスクは減らせます。

ただ、通常の調理方法だと、生卵と比べて「炒り卵では1/10」「錦糸卵で1/100」「ゆで卵では1/10000」のオボアルブミンが残るということになります。僕のnoteにも作り方を簡単に書いてありますが、しっかり加熱させた炒り卵や薄焼き卵の作り方であれば、もっとオボアルブミンの量は減りますし、そもそもオボアルブミンに対してのアレルギーが無ければあまり問題にならないとは思います。ちなみに、生分け卵黄は1gレベルの卵白が混ざるので、生分け卵黄をしっかり加熱して摂取すれば1gレベルの卵白を試せるということになります。

ここまでの話でお解りになると思いますが、栄養士さんの発言、「卵黄の次は全卵、卵白だけを食べさせることはしない」なんてことはありません。卵白の食べ始めを遅らさないように「しっかり加熱した全卵から食べ始める」あるいは「卵黄を少し食べられたらしっかり加熱した全卵で進めても良い」という方針なら理解は出来ますが、卵黄の後に全卵だけにするメリットはありません。

以上、ご参考になれば幸いです。

(よくある質問ですので、同様の内容になりますが、この後noteに出しておきます)

ありがとうございます。よく焼きの薄焼き卵を上手に作れる自信がなかったので、固茹で卵の卵白少量から食べさせ、問題なければ全卵に移ろうと思います。

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2023年05月18日 10時44分
編集済み


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