指名：高橋怜奈/産婦人科医YouTuber 先生

子宮頚がん検査

20代女性

約１年半ほど前から、コンジローマにかかりなんどか再発し、現在もまだ小さいですがイボがある状態です。

なので、念のために定期的に子宮頚がん検診に行ってます。
今回も一年半ぶりくらいに検査したところ結果がASC-USとでました。
そこまで異型が強くないですが、もう一度検査しましょうと先生からは言われました。
これはコンジローマがあるのでHPV感染はしているための結果になるのでしょうか？

ちなみに子宮頚がんワクチンは10代のうちに打ってますので、予防はできているはずですがコンジローマになってしまいました。

回答済み

産婦人科

user_icon高橋怜奈/産婦人科医YouTuber先生

ご質問ありがとうございます。

コンジローマの再発をしていて、子宮頸癌の細胞診でASC-USだった。コンジローマでHPVに感染しているからなのか？というご相談ですね。


子宮頸癌の原因となるHPVと、コンジローマの原因となるHPVは型が違います。

子宮頸癌はハイリスク型で、コンジローマはローリスク型です。

ですので、現在あるコンジローマと、子宮頸部細胞診異常に関しては別個のものと考えましょう。


HPVワクチンを接種されているとの事ですが、もし4価ワクチンであればコンジローマの原因となるウイルスも予防できていますが、2価だとそれはカバーされていません。


また、4価の接種をされていたとしても、その前に性的な接触がある場合はコンジローマを発症する可能性もあります。また、主に6型11型がコンジローマの原因で、それらは4価でカバーされるのですが、6.11以外のHPVで発症する場合もあり、性的接触がなくワクチン接種をしても、それ以外の感染でコンジローマを発症する可能性もあります。


ご心配だと思いますが、かかりつけの先生がどちらも診てくれていると思いますので、指示された間隔で検診をしていただけるといいと思います。


以上ご参考になれば幸いです。

また何かご不安なことがありましたらいつでもご相談くださいね。



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2023年06月23日 22時08分

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高橋怜奈/産婦人科医YouTuber先生

産婦人科, 婦人科, 美容外科

YouTuber、産婦人科専門医、指導医、がん治療認定医、性教育認定講師です。生理、更年期、癌、セックス、婦人科形成手術、なんでもご相談ください。
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