指名：=Dr. NK=子どもの心の相談室 先生

虐待の重症度を比べられたくない

20代その他

私は虐待を受けて育ちましたが過干渉、精神的虐待が主の虐待だったので例えば自殺しようとして運ばれた救急医療従事者や警察などには軽度虐待と思われてすごく嫌です。親から逃げて生活しているのに‥。私は最重度虐待被害者なのに‥。軽度虐待なら親から逃げないし！って思いました。なぜ救急医療従事者や警察官などって体に傷がないと軽度って勘違いした認識になるんですか？実際虐待で一番重症になるのは精神的虐待なのに‥。ハーバード大学の研究知らないんでしょうか？軽度って言われて嫌でした。

回答済み

精神科

user_icon=Dr. NK=子どもの心の相談室先生

【虐待の重症度を医療者•警察が理解していない】ということに関するご質問ですね、ご指名いただきありがとうございます.


多くの医療者•警察は、虐待を体験していません。

知識としては知っていても, 虐待の悲惨さ•切実さ、親が子どもに死の恐怖を与える世界があるということを体験していないのです。


体験できないことは理解できません。


結果として目に見える傷の有無で重症度の評価を行なってしまうのだと思います。


加えて、日本は虐待後進国です。

虐待の概念が日本に入ってきたのは1990年頃です。それまでは『虐待というのは野蛮な欧米で行われることで、日本では一切虐待などない』、そうやって、家庭が、親（特に母親）が美化されていたのです。


実際、今でも医師に対する教育も、虐待が扱われる頻度は欧米に加えて圧倒的に少ないです。


だからこそ、虐待を受けた当事者が二次的に傷つくことが起きてしまうのだと思います。


理解の乏しいスタッフからは離れ、理解のある施設、スタッフに繋がることができれば、と思います。

少しでも参考になれば幸いです。



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2023年07月04日 21時23分

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=Dr. NK=子どもの心の相談室先生

小児科, 精神科, 新生児科

専門は
•小児の心身症
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•病気をもつお子さん,きょうだい,ご両親のメンタルサポート
•虐待に陥ってしまった場合を含む子育て相談
です.

【公認心理師】の資格も保有してます.

3次救急を行っている当直医としても働いています.
お産の立ち会いにおける新生児の蘇生, けいれん, 呼吸器感染症, 喘息, 胃腸炎の対応なども行っています.

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