指名:おとらりんたろう, MD, PhD 先生

MRIの紹介状について

30代男性

カメラ

※添付画像は投稿者ご本人と医師のみ参照可能です

こんにちは、
日本に2年間住んでいる外国人です。

去年10月に左耳で突発性難聴が発生して、聞こえが悪くなった上に、詰まっている感じ、耳鳴り、痛みの症状もありました。
翌日近所の耳鼻科に行って聴力検査を受けたら、左耳の聞こえが明らかに右耳より悪いことが明らかになりましたが、最低でも40db以上が聞こえました。めまいはなかったです。圧力と耳の見えるところも正常でした。(その時の聴力検査の結果を添付しました)
処方してもらった薬は
1)アデホスコーワ顆粒10%1日3回、ストミンA配合錠1日6錠、メチコバール錠0.5mg1日3錠
2)2週間分のプレドニン錠

治療を完了したら聞こえが大分戻ってきましたが、その他の症状はなくなりませんでした。その後、症状が改善したり悪化したりしていたので、時々1)の薬を処方して貰って飲みました。でも、今年の7月に、また突発性難聴が発生しました。だから、すぐに耳鼻科に行ってプレドニン錠を6日間飲んで聞こえが戻りました。あれからずっと1)の薬を飲んでいますが、その他の症状が7月の前に比べると悪化しています。

今は(8月)、2週間の一時帰国をしているので、母国の耳鼻科の専門家に行ってみました。今までのことを教えたら、めまいはないしメニエールじゃなさそうだし、すぐに内耳のMRI検査を受ける必要があると判断して頂き紹介状を書いて頂きました。でも、母国に滞在している期間ではMRIの予約を取ることが出来なくて日本で受けるしかなくなっています。

そこでよくわからないので、ここの先生に教えて貰いたいと思いました。日本の耳鼻科の先生はMRIを提案したことがないんですが、それでもどうすれば紹介状を書いて貰って検査を受けられるでしょうか?そして、紹介状から検査の結果を先生に見せるまでの流れを教えて頂けないでしょうか。例えば、どんな施設で検査を受けられるのか、そのあと近所の先生に戻るのか、なにもわからないです。

よろしくお願いします。

回答済み

耳鼻咽喉科

指名質問いただきありがとうございます。左耳の突発性難聴を発症し、治療で聴力は改善したものの再度難聴を発症。現在も耳づまり感、耳鳴が続いている。MRIによる検査を希望しているがどうしたら良いかわからない、ということですね。一つ目の方法として一度受診したクリニックにMRI検査を受けたいことを伝えること。2つ目の方法として、同じ医師に大きな病院に紹介してほしいことを伝えること、3つ目としてその他の耳鼻咽喉科クリニックを受診し、最初からMRIをとって欲しいと問診票に書くこと、を挙げます。


突発性難聴は通常1度発症すると再発することはほとんどありません。2回急性感音難聴を発症している時点で、通常の突発性難聴とは異なる経過を辿っていると考えます。また、耳閉感・耳鳴が続いているということですので、MRI検査による精査は行う意味があると考えます。


MRIで検査するのは聴神経腫瘍(もしくは前庭神経鞘腫)という神経に発生する腫瘍を診断するのが主たる目的です。聴神経腫瘍は良性腫瘍で、ゆっくり大きくなります。大きさや部位によって症状が異なりますが、難聴やめまい、進行すると顔面神経麻痺を起こすことがあります。更に増大すると脳幹といって呼吸や脈拍をつかさどるような脳の部位を圧迫してしまうことがあり、MRI検査などが発達していない過去には命に影響が出てしまうことがありました。しかし、現在においてはそこまで進行してしまう症例はほとんどなく、経過観察と言って大きさの変化を定期的にチェックすることが多いです。


ここで言いたいのは、検査はしたほうが良いと思いますが、大急ぎで取らないと取り返しがつかない様になることはないであろうということです。ただ、やはり検査できるようにはなしをうまく進めるようにしていきましょう。


医師に対して意見を言うのは難しいと思いますが、自分がどうしてほしいかを直接的に伝えることは失礼なことではありません。まず一番に、現在通院している耳鼻咽喉科の医師に、母国の耳鼻科専門家にMRIを撮影することを勧められたと伝えてみるのはいかがでしょう。そのクリニックにMRIがなかったとしても、他の施設でMRI撮影を依頼することができる場合があります。もしMRI撮影の話にならなかった場合、次の手段として、同じ医師に症状が治らないことが心配なので、大きな病院での検査を希望すると言ってみる方法があります。この場合、紹介状を書いてもらって総合病院へ受診することになり、そちらでMRI検査をしてもらう形になる可能性があります。3つ目の手段として、他の耳鼻咽喉科クリニックを受診し、MRI検査を希望する内容を伝える、という方法も考えられます。いずれの方法も共通するのは、自分のやってほしいことを直接的につたえる、ということですね。


検査を受ける施設は、開業医の先生からの直接的な指示の下、MRI検査だけをやっているような民間施設や、MRIをもつ脳外科のクリニックで撮影することがあります。総合病院だと自分の施設内にMRI検査を持っているでしょう。どの施設で撮影したとしても、結果説明はその検査を受けることを指示したドクターから受けることになります。


以上、回答させていただきます。外国の方で医療システムがわかりにくいという気持ち、とても良く理解できます。私自身もアメリカに住んでいたとき同じように困ったことがありました。これは個人的なアドバイスですが、やはりやってほしいことを直接的に伝えるのが一番大事なのではないかと思います。しっかり診断が付き、色々な症状が良くなることをお祈りしております。

この回答がお役に立てば嬉しいです。

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2023年08月13日 10時45分


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耳鼻咽喉科専門医•指導医の音良林太郎@耳鼻咽喉科です。みみ、はな、のどの病気や、首の腫瘍など、気になることはなんでもご相談下さい。専門は耳科、聴覚ですが、めまい、鼻、頭頸部腫瘍、甲状腺なども扱います。
なるべく丁寧に、かつ医学的な根拠とともに解説することをモットーとしています。どうぞお気軽にご相談ください!

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