eGFRのステージG3aについて
70代男性
父のことですが、７年ほど前からeGFRが50台で、今年7月には40台になっていました。
HbA1cは少なくとも２年以上は5.7で基準値の上を推移しています。
先日足がむくんでいるのを見かけました。
eGFRの数値が7年間 50台で今年の7月に40台になったこと、調べたらステージG3aと出てきて「食塩、タンパク質、カリウム、リン」などの制限がいるというような記載を見ました。
HbA1cがずっと5.7なので甘いものを控えたほうが良いのでは無いかとも思っています。
父の父親は糖尿病でしたので、遺伝的な面もあるのでしょうけども。
長年通院している内科医（肝臓の専門医）には特に何も言われていないようです。
コレステロール値が高くて服薬しています。（それでも今年の7月の血液検査の結果は中性脂肪が160台でした）
7年間もeGFRが50台で何の治療もしていないのは危ないのでしょうか。
どういう状態と見受けられますか？
（腎臓専門医を受診してほしいと伝えたところで、まだ受診日など全く決まっていません）
ご質問ありがとうございます。
腎機能についてですね。
まず、基本的な事ですが、HbA1c5.7％は糖尿病ではなく、いわゆる予備群(境界型糖尿病)でもありません。
ですので、腎機能とはまず関係していないと思います。
さて、eGFRについてですが、40台とのことで、45以上であればstageG3aとなります。ちなみに慢性腎不全ガイドラインによると、45未満であれば専門医に紹介が勧められています。
腎機能は基本的には改善しませんので、「7年間もeGFRが50台」というのは７年間悪化していない事を意味します。
また、腎臓に対しては特別な治療は存在せず、血圧の管理、コレステロールの管理、禁煙、減塩、肥満の予防など、他でも大切と言われている事が中心です。なので、「何の治療もしていない」ということはないのかなと思います。
ちなみに腎機能はかなり変動しますし、この季節は脱水の影響で普段より下がっている人が多いです。
まずは、主治医に相談が良いと思います。最近、この手の相談、私も良く聞きます。
2023年08月30日 16時26分
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