指名:高橋怜奈/産婦人科医YouTuber 先生

授乳中の乳首へのプロペト塗布

30代女性

9月6日に第二子を出産した者です。
授乳、搾乳によって乳首が痛いのですが、第1子の時にプロペトは赤ちゃんの口に入っても大丈夫と聞きました。
3時間ごとの授乳前に塗りたいのですが、乳首に塗ったままの授乳は可能でしょうか?
毎回塗っていると赤ちゃんの口に入る量が多くなりすぎるのかな?と思い、相談させていただきました。

ご質問ありがとうございます。

そしてご出産誠におめでとうございます!


授乳や搾乳中、乳頭の切れ予防にプロペトを使う場合のご相談ですね。


プロペトは乾燥した唇に塗ったりして保湿もできるくらいですし、少量であれば口に入っても問題ないのですが、大量に摂取すると吐き気や下痢の原因になる可能性があります(乳首に塗って赤ちゃんが咥える程度で大量になる事はないでしょうが)。プロペトを乳首の保護クリームとして使用する場合は、授乳後に薄く塗って、次の授乳前には拭き取れるようであれば拭き取るようにすると安心です。


また、多少高価ではありますが、乳頭保護クリームとして販売されているものは安心です。これは、何か気になる事があった時に『変なものを口にしたのではないか?』という精神的な不安をなくす事でもあります。


また乳首が切れそうで痛い時などは、乳首保護器を使うとよいでしょう。

赤ちゃんが乳首をくわえるのが浅い場合は乳首が切れやすいので、深くくわえられるようにする、もし張っているなら、授乳前に手で搾乳して、乳首の先と乳輪を柔らかくして赤ちゃんが深くくわえやすくするといいです。

授乳の抱き方を変えたり、左右の乳房を交代する時間を変えたりなどでも乳首の負担も軽くなる事があるので工夫されると良いかと思います。

もし乳首トラブル、おっぱいトラブルがあるようであれば、産婦人科の助産師さんや、自治体のサービスでも相談できる場があると思うので、利用されるといいかと思います。

以上ご参考になれば幸いです。


また何かご不安な事がありましたらいつでもご相談くださいね。

とても大変な時期だと思いますが、休める時にしっかり休んでくださいね。

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2023年09月13日 23時46分


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YouTuber、産婦人科専門医、指導医、がん治療認定医、性教育認定講師です。生理、更年期、癌、セックス、婦人科形成手術、なんでもご相談ください。
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