腎不全と肝硬変を伴った肝細胞癌
60代男性
初めまして
私の父の病気について相談させていただきます。
主訴は肝細胞癌、ここ1ヶ月以内にリンパ節への転移が確認されました。
父は若い頃からB型肝炎を患っており、それが元で肝硬変になっています。
また、腎不全も患っており、担当医からは抗がん剤を含めた薬剤が使えないと言われています。
これまで月に一度のペースでフォローを行なっていましたが、今年に入って食道静脈瘤が破裂し、手術を受けました。
そこから体力が落ちて病状が進んだように感じられます。
今は他の施設に陽子線治療が可能かどうかを問い合わせているところです。
もし、今後転移したリンパ節への治療ができたとして、移植を含めた治療が可能かどうか、また現状で他に考えうる治療法があるのか、相談させていただきたいです。
ここの病院でこのような治療をやってるとか、この薬が試せるかもと言った些細なことでも構いません。
どうか、先生方のお知恵をお貸しください。
お願い致します。
回答済み
ご相談頂き有り難うございます。 肝細胞癌に対しての治療法は複数ありますが、リンパ節への転移があることからは、肝臓の中にある癌に対しての手術やカテーテル治療、ラジオ波治療は適応外になると思います。 そうなりますと、抗癌剤での治療となるのですが、腎機能が低下していることから使用ができないと言われているようですね。他の選択肢に関しては、ご指摘の通りで陽子線治療を含めた放射線治療になるかと思います。 他には癌遺伝子パネル検査で抗癌剤の選択肢を探して、腎機能低下があっても使用可能な抗癌剤を検討するということになるかと思います。 しかし、現状では癌遺伝子パネルに関しては、有効な治療が見つかる確率はとても低いですので、期待はあまりできないかもしれません。 どの程度の腎機能なのかによって、化学療法が可能かどうかの判断となりますので、この点は担当の先生にご相談なさってください。 治療の選択肢が少ないのはとても辛いと思いますが、担当の先生を信頼して治療を検討するようになさってくださいね。 またご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください。
丁寧な回答ありがとうございました。
父の担当医とも相談してみます。
今は放射線治療の成功を祈ります。
2022年05月19日 22時06分