相談詳細

高橋怜奈/産婦人科医YouTuber 先生

閉経後にかかりやすくなる病気の予防について

50代 女性

※添付画像は投稿者ご本人と医師のみ参照可能です

以下にお伝えしますのが現在の私の状態なのですが、婦人科の先生から提案を受けた予防方法について、高橋先生にご意見をいただけたらと存じます。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 57才です。昨年5月にあった月経から1年が経過したため、婦人科を受診したところ、血液検査の結果を踏まえて閉経との診断結果でした。 5月に整形外科で骨密度の測定(腰の骨と大腿骨の骨)を受けました。結果は異常なしで「同年代の人に比べて標準値以上」とのことでした。 幸い重い更年期障害の症状は出ておりませんが、以前と少し変わったところは、元々汗をかきにくく、こもる質でしたが、汗がこもることに加えて冷や汗をかくことが多くなりました。 女性ホルモンが出なくなったことによりかかりやすくなる病気、特に骨粗鬆症等が心配で婦人科クリニックの先生に相談したところ、大塚製薬のエクエルと言う自由診療のサプリと、プラセンタ療法(保険診療)の提案を受けました。ホルモン療法は、血液検査で悪玉コレステロール値が高かったため血栓のリスクがあることと、年齢的に不可(不可とおっしゃったかうる覚えです;)とのことでした。 実のところサプリは苦手で今まで飲用したことがありません…(怪しいイメージがあります…) プラセンタは名前だけは聞いたことがありますが、どちらかと言いますと美容関係のお薬のイメージがあります… 普段は高橋先生、やさひふ先生のLumedia、こびナビやみんパピの先生方(他の先生方も)のTwitterから正しい医療の情報を得て、一般人なりに情報の更新に努めています。 高橋先生のYouTube、チャンネル登録して拝見しております! どうぞ、よろしくお願いいたします。 ※ ロキソプロフェン錠とレパミピド錠は、先月、腰椎のすべり症と診断を受け、現在腰痛が悪化してしまっているため今週から服用しています。

回答済み

産婦人科

ご質問、ありがとうございます。そして私のYouTubeもご覧頂いているとの事、とても嬉しいです。 ホルモン補充療法についてですね。 まずホルモン補充療法の適応ですが、ホルモン補充療法ガイドラインというきちんとしたガイドラインに掲載されています。 それだと、『60歳以上または閉経後10年以上の新規投与』は『慎重投与ないしは条件付きで投与可能』と記載されています。ですからご質問者様は、閉経後1年、57歳という年齢から全く問題ないでしょう。 また重度の高トリグリセリド血症も慎重投与ですが、採血データは正常ですね。 禁忌にあたる項目は、例えば、心筋梗塞の既往や血栓症の既往、脳梗塞や脳出血の既往、現在の乳がんや子宮体癌、重度の肝疾患などが挙げられます。 実はコレステロールに関する記載はガイドラインにありません。たとえばコレステロールが高い事も一つの原因になる、『胆嚢炎や胆石症の既往がある方』は慎重投与となっていますが、コレステロールが高い事自体がホルモン補充療法の妨げにはなりません。 ただしコレステロールが高い事は他の病気を引き起こす原因にもなるので、そのような意味で注意は必要です。 ホルモン補充療法が難しい人がエクエルなどのサプリを服用することで症状緩和になる事はありますが、やはりホルモン補充療法に代わるものではありません。プラセンタも同様です。プラセンタは更年期障害に対して保険適応です。美容以外にも、更年期症状が改善するという方もいます。ただしプラセンタを打つと献血ができなくなります。 どちらもホルモン補充療法と併用して使ったり、ホルモン補充療法が投与できない方が使うのであれば良いと思いますが、お問合せ内容のみを見ると、ご質問者様は特にホルモン補充療法の禁忌などに当たらないため、何か更年期症状の治療をするのであれば、まずは保険適応で比較的安価なホルモン補充療法がよいのではと思います。ホルモン補充療法には経口薬とパッチ剤やジェル剤などの経皮薬がありますが、経皮のほうが血栓リスクを上げない事が分かっています。 お肌が弱い方でなければまずは経皮投与のホルモン補充療法をしてみるのがいいかもしれませんね。 ご参考になれば幸いです。 何かまたご不安なことが疑問があれば遠慮なくご相談下さい。

2022年06月19日 08時43分


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