相談詳細

左手親指関節の痛み

30代 女性

6月頃から左手の親指の第一関節に痛みがあります。親指を中に折り込む握り拳を作るような動きや、親指と人差し指で摘んで力を入れる動作をすると痛みがあり、親指の使い方に注意すれば痛みはありません。 一日中パソコンを使い、またスマホもよく使うことから腱鞘炎の経験は何度もあり、今回は腱鞘炎とは違う痛みを感じています。 7月に職場の健康診断があり医師の内診の際に相談したところ、内科・リウマチ科を受診するように言われたため健康診断の結果を持って8月下旬にかかりつけの内科(HPにリウマチについての記載あり)を受診しました。なお、この間に痛みの強さは多少改善しました。 内科の医師には「見たところ変形も無く、年齢も若いので形成外科を受診してください」と言われました。 かかりつけの形成外科はありますが、痛みが今までの腱鞘炎と違うこと・仕事を休まないと受診できない(=できるだけ手間を省きたい)ことから、 ①もう一度、他の内科・リウマチ科を受診してみた方が良いのか ②形成外科を受診したほうがいいのか 迷っている状態です。よろしくお願いいたします。

ご質問有難うございます。左手親指の第一関節(PIP関節)の痛みということですね。確かに腱鞘炎で生じる箇所の痛みではないように思われます(親指の腱鞘炎で同関節が「曲がりにくくなる」ことはありますが、同関節そのものが「痛くなる」ことは稀です)自然な経過で痛みが改善傾向であることも良かったと思います。 内科系リウマチ科では、主に免疫の異常に関連した関節の症状を診療しているところが多く、例えば関節リウマチ、乾癬性関節炎、その他の膠原病などが得意分野です。これらの疾患は、最初はひとつの関節から症状が始まったとしても、そのうち複数の関節が腫れたり痛くなったりしてくるのが特徴です。単純X線写真では早期の骨や軟骨の異常はわからないのですが、クリニックで最初に行う検査としては適切です。但し、ご相談いただいたような症状であれば、単純X線写真の異常はほとんど認められず、診断にも結びつかないと思われます。 かかりつけの形成外科がある、とのことですが、通常形成外科は筋骨格・関節の症状を診療する科ではない(よく「形成外科」と「整形外科」は混同されます:紛らわしいですね)ので、もし電話相談が可能でしたら、かかりつけの形成外科に「親指の痛み」で受診してよいかどうかをご確認いただいた方が良いでしょう。 ご質問への回答ですが ① 痛みが改善傾向であるなら、医療機関を受診しないで様子を見るのもひとつの方法です。薬局でいわゆる「湿布」(ロキソニンテープなどのテープ剤)を購入し、それを短冊状に切って、寝る前に痛い関節に絆創膏のように貼って寝て、起きたらはがす、というのは、しばしばおすすめしている方法です。 ②電話での確認をおすすめします。 加えて 1. 同関節の痛みが再度強くなってきたときには、内科系リウマチ科でも整形外科でも、ホームページなどに「超音波検査」「筋骨格エコー」などの記載があるクリニックの診療を受けることをおすすめします。いわゆる超音波検査(=エコー)は、局所的な痛みの診断に有用なのですが、クリニック・施設によって施行しているところと施行していないところがあります。 https://www.philips.co.jp/healthcare/resources/landing/ultrasound-article-pages/msk 2. 複数の関節の痛みが出てきたとき、とりわけ朝起きたときの痛みや動かしにくさが目立つときには内科系リウマチ科の受診をおすすめします。 お大事になさって下さい。

2022年09月10日 06時14分


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リウマチ・膠原病は、近年病態生理の解明が急速に進み、診断・治療の進歩が著しい分野ですが、本邦では専門医が少ない分野でもあります。お悩みのことがございましたら、お気軽にご相談下さい。