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腹腔鏡手術後の不妊治療、妊娠について

30代女性

半年程前に急性虫垂炎を発症し 保存療法を受けましたが、 再発予防のため腹腔鏡手術をすすめられています。 今後、妊娠を望んでおり 体外受精をすることになると思うので、 腹腔鏡手術後に不妊治療を始めるにあたり 以下、ご教示いただけましたら幸いです。 ①採卵手術はいつ頃から可能か (虫垂炎時の痛みが 採卵後の痛みにだいぶ似ていたので 不安があります) ②お腹に傷が残るが、妊娠でお腹が大きくなることをふまえ 不妊治療開始までどのぐらいの期間あけたほうが良いのか。 お手数ですがよろしくお願いいたします。

回答済み

産婦人科

ご質問ありがとうございます。 ご存知かもしれませんが、妊娠中の虫垂炎治療で手術が必要になった場合には、子宮が大きいために手術が困難になったり流産の原因にもなり得ます。 状況的に次の体外受精による妊娠の前に、基本的には早めの手術が良いかと思います。  ご質問に関しては、下記で可能な限りでお答えさせて頂きます。 先に結論から申し上げると "虫垂炎の術中所見や、以前に採卵した医師の診察所見にもよるので、担当した外科医と産婦人科医の意見を聞かなければ何とも言えない" という話になってしまいます。 それを踏まえて頂いて、以下をご参考にして頂ければと思います。 ①卵巣と虫垂は非常に密接しているので、虫垂切除部周囲の炎症が落ち着いた時期(概ね術後1-3ヶ月後)と判断される可能性が高いかとは思います。 ②も①と同様に、1-3ヶ月が目安にはなるかと思います。ただ、お腹の傷が妊娠中にどのように影響を受けるかは非常に個人差が大きいです。腹腔鏡手術によるごく小さな傷でも大きなケロイドができてしまう方もいますし、傷口がそれなりの大きさであっても、その後の出産後に目立たない方もいます。傷口に関しては、あまり気に病まないように努めて頂くのが良いかと思います。 あまりお力になれなかったかもしれませんが、ご参考にして頂ければ幸いです。

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2023年01月28日 22時03分


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産婦人科医として10年間以上の勤務歴があります。
これまでの勤務先では生理・避妊などの女性特有のお悩みや性感染症などのご相談や治療を行ってきましたが、特に子宮頸がん治療にも専従していました。
現在は子宮頸がん検診やオンラインでの低用量ピルなどの処方、HPVワクチンの説明を行っています。
「自分が女性だったらどんな医療相談が望ましいか」
を常に意識していますので、ご遠慮なくご相談ください。

ご質問ありがとうございます。 腹腔鏡での虫垂炎手術後の不妊治療についてのご質問ですね。 基本的には虫垂炎手術後、術後検診などの際に体調が回復されて、炎症反応なども落ち着いていれば、いつでも治療開始は可能ですが、具体的には虫垂炎手術の担当医、そして、不妊治療の担当医ともご相談頂けるのが良いかと思います。 例えば子宮にメスをいれるような子宮筋腫の手術などの場合は、術後に避妊期間があるのですが、虫垂炎の手術の場合は子宮や卵巣にはメスを入れないため、一般的には避妊期間はありません。 ただ、先に述べたように体調が回復され、炎症反応が落ち着いてからが良いと思います。なぜなら、炎症が高いままだと、採卵などを含めた不妊治療の過程で何か異常が起きた際に、その炎症反応が虫垂炎の術後からきたものなのか、不妊治療の過程での炎症なのか分からなくなってしまうためです。なので、排卵をするのも、虫垂炎手術をする医師にもご相談の上、炎症反応が落ち着いてからがよいでしょう。 お腹の傷ができる事での避妊期間についてですが、傷に関して言えば避妊期間を設ける必要はありません。傷は、完全に落ち着いてくるのが約半年とされています。虫垂炎術後、例えば1ヶ月後などの検診で炎症などおちついて採卵を開始したとして、すぐに移植し妊娠が成立しても、お腹が大きくなる妊娠後期になる頃には、術後半年は経過していると考えます。妊娠初期に虫垂炎を発症して手術をする事もあります。 以上を踏まえ、虫垂炎術後、体調が回復され、炎症が落ち着いて双方の担当医の許可がおりたらいつでも妊娠可能です。 ご参考になれば幸いです。 またご不安な事がありましたらいつでもご相談ください。

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2023年01月28日 22時53分


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