相談詳細
指名:こどアレ@小児科医|アレルギー専門医 先生
コロナ幼児用ワクチン接種について
10歳未満男性
回答済み
ご指名でのご相談ありがとうございます。 3歳のお子さん、「今週コロナワクチン1回目の接種、2022/9月にコロナに感染し発熱3日間、周囲の同い年の子どもは症状が軽かった、ワクチンでつらくなるのが心配」というご質問でした。 一般的な話として、3歳のお子さん(6か月-4歳)で接種するコロナワクチンの量は、5-11歳で接種する量の30%、12歳以上で接種する量の10%(1/10)となっております(厚生労働省の新型コロナワクチンQ&A参照: https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0152.html)。 接種する量が少ない影響もあると思いますが、3歳のお子さんのコロナワクチンの副反応としての発熱の頻度は1回目も2回目も3回目もいずれも「約5%」で、成人より少ないと報告されております(厚生労働省の新型コロナワクチンQ&A参照:https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0153.html) 確かに、コロナウイルス感染後のコロナワクチン接種において副作用が強く出やすい傾向があるという報告はあります。6ヶ月-4歳では変わりがありませんでしたが、成人ではコロナワクチンの1回目接種より2回目接種の方が副反応が出やすいことが知られており、コロナ感染後の接種で副反応の頻度が上がることは想定通りかと思われます(厚生労働省の新型コロナワクチンQ&A参照:https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0074.html)。ただ、こちらは副作用の頻度の増加であり、重篤な副作用が増えるということは報告されておりません。 コロナ感染後の接種でも成人よりは発熱などは軽いであろうという予測にはなりますが、ただ、実際のところ、お子さんがどうかは接種してみないとわからないということではあります。あらかじめ、解熱剤やお好きな飲み物やゼリーなどを準備しておいて、接種後は無理されることなく、お子さんの状況をご観察ください。がんばってください。
2023年02月01日 12時27分