相談詳細
乳児の頭の形について
10歳未満女性
回答済み
こんにちは。 ご相談いただき、ありがとうございます。 生後3か月のお子さんの頭の形についてのご相談ですね。 1か月検診でご相談された際にコメントされたように、小さなお子さんの頃は頭の骨がやわらかく、頭を接地して寝ている時間が多いため、向き癖によって頭の形が変形してしまうことはよくあります。 多くは生後3-4か月ころに首がすわってくることや、バウンサーなどを使うことが増えると頭を接地していない時間が長くなり、徐々に変形は解消されます。 ただ、1-3か月ころの変形が強くなってしまった場合は、なかなか自然に治ることが難しい場合もあるため、医師によって判断の違いもありますが、4か月検診で追視(目で追いかける)が頭の形で難しい場合は、専門施設での相談も考慮します(専門施設の数は少なく、専門的な治療には金銭的な負担もあるため、絶対に行かなければいけないものではありません)。 ご自宅でできることですが、まだ3か月くらいのお子さんは自分で頭の位置を変えたりすることは難しいです。特に変形が強くなってくると、その形で横になっているのが一番安定してしまうので、いつも下になっているところがどんどん平らになってしまいます。少しご負担にはなりますが、ご両親など大人の方がときどき頭の向きを他動的に変えることが勧められます。 また、ベビーベッドなどではいつも同じ方向にご両親がいたり、おもちゃがあったりすると、どうしても向き癖に繋がりやすいです。そのため、ときどきベビーベッドの位置を変えたり、おもちゃやご両親など赤ちゃんが視線を向けたい方向を意図的に変えることで向き癖を少しずつ解消することが期待できます。 他に、頭が接地している時間を短くするために、うつ伏せの時間を長くしていくのも手になります。首の座りのためなど体のトレーニングとしても、本人とご家族も起きている時間帯に、うつ伏せで30〜60分程度過ごせる時間を作ると頭の変形も緩和されやすくなります。もちろん、普段うつ伏せにすることがない場合、始めは嫌がって数分で泣いてしまうと思いますが、練習として少しずつ時間を長くしていくことがポイントです。床でうつ伏せにして視線を向けたり、ご家族の胸の上で視線をあわせながらやっていただくことなども良いかと思います。 上記となります。 ご参考になりましたら幸いです。
早速のご対応ありがとうございました。不安な気持ちが解消され、子育てを頑張れそうです。コロナやインフルエンザが猛威を奮っていますが、お体に気をつけて頑張ってください。ありがとうございました。
2023年02月03日 13時05分
編集済み