保湿剤の選び方について

10歳未満男性

保湿剤の選び方について相談させてください。

1歳半の男の子です。

ちょうど1年程前、
体幹部〜全身にかけて
赤みを伴う湿疹が広がり、
小児科でアトピーではないかと言われ
ステロイド
(体リンデロン、顔ロコイド、頭皮スピラゾン)
を処方されました。
プロアクティブ療法を続け
徐々にステロイド減量でき、
夏頃にはヒルドイドのみで大きなトラブルなく経過できていたので
現在までほぼヒルドイドのみで過ごせています。

たまに一部湿疹が出ることもありましたが、
ヒルドイドで様子見または
ロコイド1-2回塗布ですぐ消える程度です。

ヒルドイドは
夏はローションタイプ、
冬はクリームタイプを使用し
1日1-2回の保湿を続けています。

上記のような状況ですが、
保湿剤はヒルドイドを継続して処方してもらった方が良いのでしょうか。

最近はヒルドイドの処方だけのために受診するのも申し訳ない気がして、
また感染症も多く混雑した中受診するのも
少し抵抗を感じています。
市販の保湿剤に移行することが可能なのであれば
試してみたいと考えているので、
もし可能であれば選び方についても
あわせてご教示いただけますと幸いです。

回答済み

小児科,皮膚科

こんばんは。 ご相談いただき、ありがとうございます。 アトピー性皮膚炎で炎症が落ち着いた後に自宅で使用する保湿剤の選び方についてのご相談ですね。 保湿剤を普段から処方している医師としては、患者さん側からこういったご相談をいただけることはとてもありがたいです。 私自身も外来でアトピー性皮膚炎で安定してきた場合は、なるべく市販の保湿剤を使用することをおすすめしています。金銭的な負担や効果の安定性などのみを考えた場合、ヒルドイドなど処方薬のメリットも小さくないのですが、市販の保湿剤は好みの感触(使い心地)を選ぶことができ、ポンプ式のものも多いため、塗るのにかかる時間全体を減らすことも可能です。 こういった場のため、商品名「〇〇」をおすすめしますなどは控えますが、選び方について、いくつかのポイントに分けて説明させていただきます。 ① 原材料にピーナッツオイルなど食物由来の成分がないもの → 食物成分が含まれていると経皮感作(皮膚からアレルギーを作り出してしまう)のリスクがあるため使用しない方が良いです。同様に過度に天然成分由来になっているようなものもあまりおすすめはしていません。 ② コストパフォーマンス的に継続が可能なもの → あまりに高価なものを使用してしまうと、使う量を控えたり、途中で継続できなくなってしまう可能性が上がります。保湿剤は十分な量を継続して使っていただくことをおすすめしますので、コスト面は始めから考慮しておきたいポイントです。 ③ 本人・家族が塗りやすいもの → 言うまでもありませんが、続けて塗っていく上では塗り心地がとても大切です。市販の保湿剤は思っている以上に使い心地はそれぞれ違いますので、いくつか試して好みのものを選んで頂くと良いかと思います。 ④ できればモイスチャライザーと呼ばれるタイプの保湿剤 → ご存知かもしれませんが、保湿剤には大きくモイスチャライザーとエモリエントの2種類に分けられます。大雑把なイメージとしては、モイスチャライザーは乳液やクリームタイプ、エモリエントはワセリンやオイルタイプです。  どちらが優れているなどで分けられるわけではありませんが、乾燥肌に使う場合はモイスチャライザータイプがおすすめです。ワセリンなどエモリエントは安価であること、皮膚への刺激は少ないこと、保護作用があることなどから使い所を意識するととても便利ではあります。例えば、よだれかぶれやおむつかぶれの予防・治療などではとても有用です。ただ、使用感があまり良くなく、皮膚への保水効果があまりないことから、全身にたっぷり塗るものとしてはモイスチャライザーが勧められます。 ⑤ できればポンプ式がベター → これは個人的な印象ですが、ポンプ式の方が圧倒的に楽です。ポンプ容器に移し替えなども物によっては可能ですが、それも負担が増えるので、始めからポンプ式で売っているものの中から選ぶことがおすすめです。 主なポイントは上記かなと思います。 ただ、重症度などによっても少しおすすめするものが変わることはありますので、よろしければかかりつけの先生にも何かおすすめはないか確認していただくことをおすすめします。 長文を失礼いたしました。 ご参考になりましたら幸いです。

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2023年02月07日 00時58分


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小児科専門医です。専門はアレルギーですが、小児に関することは幅広く診療しています。何かしらお力になれれば幸いです。

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