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相談詳細

指名:高橋怜奈/産婦人科医YouTuber 先生

子宮内膜症チョコレート嚢腫

20代女性

2年ほど前に生理痛が酷く婦人科を受診したところ、子宮内膜症左卵巣チョコレート嚢腫(約6センチ)と診断されました。
将来妊娠希望のため薬物治療をしていますが、ディナゲストを1年程服用しましたが、倦怠感が酷くピルに変更しました。
フリウェルULDは休薬期間の腹痛、出血が酷く1シートで断念してしまい、現在ヤーズフレックスを服用していますが、50日で生理が来てしまいました。フリウェルを入れるとピルを4ヶ月ほど飲んでいますが生理中の腹痛腰痛が酷く、市販の痛み止めの強いものを1日4回ほど飲んでなんとか紛らわせて仕事などをしている状態です。
また、治療開始前から生理前や生理中によく筋肉痛になっていたのですが、今回の生理では両足ふくらはぎの筋肉痛が1週間ほど続き痛くて夜中に目が覚めるほどでした。

個人差はあると思いますが、ピルを飲み始めてどのくらいで生理痛は緩和されてくるのでしょうか。また、再度病院を受診して別の治療を検討した方がいいのでしょうか。
よろしくお願い致します。

回答済み

産婦人科

ご質問ありがとうございます。子宮内膜症があってピルを飲んでいるけれども出血がある時の痛みが強いというご相談ですね。 元々ディナゲストを服用されていたけれども、倦怠感でピルに変更したとの事ですが、ディナゲストは1mgと0.5mgの2種類ありますがどちらの製剤だったのでしょうか。 もし1mgだったとしたら、0.5mgに変更する事で倦怠感を感じなくなるかもしれません。0.5mgでも倦怠感があったのであれば、やはりピルの選択肢になるかと思います。 フリウェルULDで出血の際に痛みが強くてヤーズフレックスに変更したとの事ですが、確かにフリウェルULDは月に1回の消退出血を起こすタイプなので、服用しても痛みが治まらない方には、連続投与型のピルを処方します。例えば、現在服用されているヤーズフレックスや、他にはジャミーナが挙げられます。 ヤーズフレックスはいま何シート目でしょうか。まだ1、2シート目でしたら初めのうちは不正出血が出やすいので、もう少し続けてみてもいいかと思います。服用期間が長くなると出血しなくなる事も多いです。 また、ヤーズフレックスは3日出血があったら4日間休薬するように、という事になっています。その際、ごく少量の出血が3日続いただけでも休薬してしまう人もいますが、少量の出血であれば、休薬せずにそのまま服用していれば自然に出血が止まる事も多いです。少量でも出血があった時に、わざわざ休薬してしまうと、、本格的な生理のような状態になって痛みが強くなる方もいるので、少量の出血であれば、そのままの服用をおすすめします。だらだらあまりにも続くようで出血を止めたいようであれば止血剤の内服をしたり、休薬して一旦リセットでもいいと思います。 そのようにヤーズフレックスを継続的に内服してもやはり出血してしまい、痛みが辛い場合は、ジェミーナという別の連続投与型のピルに変更してもいいと思います。 ホルモンの種類が違うため、ヤーズフレックスで出血をしていた人もジェミーナなら出血しない、という場合もありますし、その逆もあります。 ピルは長くても3か月使用しても合わないようであれば、どんどん別のものを試すのが良いと思います。3か月まで待たなくても、許容できない辛い症状があれば、種類の変更を勧めています。 ピルを飲み初めてどのくらいで生理痛が緩和されるかという点ですが、周期的に出血を起こすタイプのピルであれば、2回目くらいの生理から楽になるという人もいれば、全くおさまらない人もいます。ですので、緩和されていないという時点で、ホルモン剤の種類や、周期投与から連続投与に変えたりなどの、飲み方の変更をお勧めします。 出血がない時は痛みがないのであれば、とにかく出血を起こさないような治療が必要です。 また、チョコレート嚢胞に関しても3〜4か月に一回はエコーで検査をした方がよいでしょう。ホルモン治療をしていても大きくなるようであったり痛みが変わらないようであれば手術を検討します。チョコレート嚢胞がなかったとしても、観察目的のために内視鏡による観察をする事もあります。 また、ディナゲストは合わなかったという事ですが、いろんな種類のピルが合わない人に、ディナゲスト0.5mg錠を含めた黄体ホルモン製剤や、ミレーナを提案することはよくあります。 またホルモン治療以外にも漢方薬を使用したり、鎮痛剤も種類がありますので、担当医と相談してみてもいいかもしれません。 そして、ふくらはぎの痛みに関しては、目が覚めてしまうほどの痛みがあるようであれば、ピル服用中である事を考えると、血栓症の可能性もありますので、受診をお勧めします。  万が一血栓症ができてしまった場合には、その治療以降はピルは使えないので、黄体ホルモン製剤か、ミレーナなどの治療になります。 長くなってしまいましたが、選択肢は沢山ありますので、ご自身に合ったものが見つかるのが一番です。そのためには合わなかったら次の手を試してみる、という事になります。 以上ご参考になれば幸いです。 ご質問者様に合う治療に巡り合えて、快適な毎日が過ごせる事をお祈りしています。 また何かご不安な事がありましたらいつでもご相談くださいね。

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2023年02月14日 16時20分


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YouTuber、産婦人科専門医、指導医、がん治療認定医、性教育認定講師です。生理、更年期、癌、セックス、婦人科形成手術、なんでもご相談ください。
【質問時】婦人科検診歴(子宮頸癌検診、エコー、性感染症などの時期と結果)、現在の使用薬の種類、量をご記載下さい。

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCVR9XnYBIQ4OlGmFPUNGGVQ

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