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指名:Dr.ニコ(小児歯科) 先生

遊離糖について

40代女性

遊離糖について質問です
(最後はバナナの質問になってしまいましたが)

お米など食材に含まれている糖分はWHOの提言には含まれないとのことですが、

遊離糖の定義は単糖類と二糖類とのこと。

バナナに含まれる果糖は単糖類ですが、バナナを食べる=遊離糖を摂取しているということですか?

それとも食材に含まれている糖分だから、バナナの果糖は遊離糖ではないですか?

バナナをよく食べる場合(ジュースではなく、固形で咀嚼して唾液分泌がある場合)と、バナナを食べない場合を比較すると

バナナを食べるほうが虫歯のリスクは高いのでしょうか?

歯磨きの習慣やフッ化物の使用は虫歯予防効果がある方法で実施されていると仮定してご回答いただけますと幸いです

回答済み

歯科

ご質問ありがとうございます。バナナをそのまま食べた場合のむし歯のリスクについてのご相談ですね。


まず遊離糖(遊離糖類=free sugars)の定義を確認しますね。

質問者さんのおっしゃるように遊離糖類は単糖類や二糖類がほとんどですが、乳製品や果物や野菜(料理の中に入ってるものも含めて)は当てはまりません。これらは内在性糖類(intrinsic sugars)と呼ばれ遊離糖類とは区別され、これらを健康のために制限する必要はないとしています。1)

一方で食品や飲み物に含まれる糖分(添加された糖、100%果汁のジュースやスムージー、濃縮果汁など)、ハチミツやシロップなどが遊離糖類となります。

つまり単糖類や二糖類のいう大きなくくりの中に、内在性糖類と遊離糖類に分類されているという認識になります。


以上から質問内容に当てはめると、バナナをそのまま食べた場合は遊離糖を摂取したことにはならないと言えます。


ご質問にある『バナナをよく食べる場合と食べない場合は、前者の方がむし歯になるリスクは高いか?』

前者も後者もバナナ以外の食事内容が全く一緒と仮定するならば、遊離糖ではないとはいえ、バナナに含まれる果糖もむし歯の原因にはなり得るので、『比較する』となると前者の方がむし歯になるリスクは高いとなってしまいます

ただしこれはバナナがオニギリに変わったとしても同じことが言えます。

このように考え突き詰め始めると、何を食べて良いのかわからなくなってしまいますよね。


なので『遊離糖』という概念を用いて、遊離糖の摂取を控えることでむし歯のリスクを下げようという事につながります。



比較というのを除外して、バナナを1日1回、間食や食後のデザートなどで食べる分にはむし歯リスクが高いとはいえないと考えます。


ご参考になりましたでしょうか?遠くからお口の健康が保たれますよう応援しております!


1)British Nutrition Foundation:

https://www.nutrition.org.uk/healthy-sustainable-diets/starchy-foods-sugar-and-fibre/sugar/

(2023.08.23アクセス)


追記(2023.08.24)

質問者さんとは別の方からご指摘を受けたのでこちらに追記致します

・スペルミス

お恥ずかしながらスペルミスがございましたことお詫び申し上げます。

suger→sugar(これはとても恥ずかしいです…申し訳ありません)

intrinic → intrinsic


・遊離糖の表記について

分類上での表記、引用にてsugarsとある部分に関しては遊離糖類と変更致しました。それに付随して内在糖を内在性糖類と変更いたしました。


・引用元について

今回の質問者さんの内容として内在性糖類の説明が見つけやすい、わかりやすくされているものが適していると考え、上記の引用としました。ご教授頂いたWHOの提言(https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/149782/9789241549028_eng.pdf;jsessionid=C68A43342FBCA2E2D97176CC7A347E26?sequence=1も適していると考えます。ご指摘を受けまして、引用の場所を変更いたしました。

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2023年08月23日 17時06分
編集済み


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