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相談詳細

1歳10ヶ月児 改善しない自傷癖について

10歳未満男性

以前、[頭や顔を繰り返し打ちつける子どもへの対応について]という相談をさせていただいた者です。
その節はありがとうございました。

ご回答いただいてから、小児科・保健師(1ヶ月半健診)と保育士の方に同内容を相談しましたが全く改善せず、とても辛いです。

[これまで相談した結果]
元気が有り余ってる、気を逸らしてやるように(小児科医)
言葉が出るまではどうしても自傷しがち、寄り添う、代弁して受け止めてやる(保健師・保育士)
すぐに改善は難しいがクッション材などで対策を(保健師)

[子の現状]
・毎日頭をベビーフェンスや床や壁に打ち付ける
・機嫌よく遊んでいても、私が台所仕事などで子から離れると数分でかまってと自傷し始める
・自傷癖以外は特に問題なく、基本的におとなしい
・発語は4-5個
・発達の遅れなど指摘されたことはなし
・柔らかいクッション材は齧って食べてしまうため硬めのクッション材しか使えず、常にたんこぶ
・外出先では自傷しない

ガンガンと自傷する音で毎朝目覚め、親の方も本当に気が滅入っています。
こんなに毎日ぶつけて頭に影響がないかも心配です。
毎日最低1時間半は外遊びなど外出して、スキンシップも十分に取っているつもりです。
ですがワンオペ時間が長く、どうしても手が離せないタイミングにガンガンと急き立てられる毎日です。
以前は家事中はおんぶでやり過ごしていましたが現在妊娠中でそれもできません。
まだ話せない子の気持ちに寄り添ったり受け止めたり、大事なのは頭では分かっていますが余裕がなくなってきました。
今日は、もうあっちに行ってて!と子を押した拍子に転ばせてしまいました。
いつか叩いてしまうのではと不安です。

・発達障害かどうか、どれくらいの年齢になったら判断できるのでしょうか。
・何か改善策はないものでしょうか。
・自傷されてカッとなったとき、どうすればいいでしょうか。
どんなことでも結構ですので、お教えいただけましたら幸いです。
まとまりがなく申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

回答済み

小児科,精神科

こんばんは。お子さんの自傷行為(頭打ち)に関するご相談ですね。 ご相談の内容を拝見させていただきました。大変お困りのことと思います。 日々悩ましい中でワンオペの時間が長いというのはとても辛い状況だと思います。こういった場でもご相談いただき、ありがとうございます。 まず、自傷行為・頭打ちは、乳幼児期など言葉でのコミュニケーションを思うように取れない時期に見られることが多い行動の一つです。自閉スペクトラム症など発達特性がある方にもよく見られますが、1-2歳頃のこういった行動だけで発達障害と判断することは困難です。すでに同じような説明をされてしまっているかもしれませんが、こういった行動が続く場合は他の特性や様子をしっかり確認して、いわゆる発達障害としての傾向がどの程度あるのかを考えていくのが標準的な対応かと思います。 そのため、保健師さんたちがおっしゃっているように、言葉が増えてくるまではクッション材や保護帽などを活用して、ある程度の安全を確保した上で発達を見守るというのが一般的な説明・解釈だと思います。 ただ、そうはいってもずっと一緒にいるとご自身の気持ちの面でも体力的な面でも負担が大きく、少しでもなんとかできないかと感じるのは当然だと思います。ここで2つほど解釈や対応についてコメントさせていただきますので、できる範囲で対応を考えてみていただければと思います。 ① 解釈:頭打ちは自己刺激の一種。体の感覚は思っているより個人差があります。大人からみてかなり痛そうであっても、感覚の鈍さがあるお子さんの場合は、イメージ的には全身に厚手のセーターを着ているような感覚で、強い刺激を与えなければ自分の体の感覚を実感できないという方がいます。 対応:他の感覚で頭打ちという自己刺激を変換してみる。頭打ちはある程度のリズムで行うことが多いので、同じリズムで太鼓やタンバリンなど音がするものを提示することや、マツケンサンバのようなリズミカルな音楽を流してみるなどでそちらの刺激の方が本人にとって快感になれば置き換わることがあります。 ② 解釈:頭打ちが意思表現になっている。頭打ちをしたときほどご家族が強く反応してくれるということを本人が実感していると、自分に注目してほしいときには頭打ちをするという習慣を獲得してしまうことがあります。 対応:頭打ちをしたときは、安全の確保だけ周囲から確認し、呼びかけしてほしい方法を指導(声をかけて、鈴を鳴らしてなど)はして、頭打ち自体には徹底して関心を払わないようにする。また、声や鈴などで意思表示できたときに褒めてしっかり注目する。これは、はじめのうちは頭打ち表現を強くするようになってしまうリスクがありますが、同じ行動をしても反応してもらえないことがわかれば徐々に減ることもよくあります。 上記のような解釈や対応が考えられます。 しかし、それにはご家族の心の余裕というものもとても大切になります。現在の子育て環境について十分把握はできておりませんので、難しいということもあるかもしれませんが、パートナーの在宅時間を長くしてもらう、祖父母に協力を仰ぐ、短時間でも保育を依頼するなどご自身の時間を確保できる環境を作ることを考えていただくこともご検討いただければと思います。 引き続きかかりつけの先生や保健師さんとご相談いただき、必要に応じてこういった場でもお聞きいただければと思います。 大変長文になってしまい、申し訳ありません。 ご参考になりましたら幸いです。

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2022年10月05日 00時09分


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小児科専門医です。専門はアレルギーですが、小児に関することは幅広く診療しています。何かしらお力になれれば幸いです。

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